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第267回 新井場徹ってどんな人?生い立ちやプレースタイルに迫る。

絶妙なタイミングでの攻め上がりから正確無比なラストパスでチャンスを演出する攻撃型サイドバック新井場徹。
 
スピードを生かしたドリブルから中に切り込んで放つミドルレンジからのシュートも精度が高くガンバ大阪在籍時の2000年にはリーグ戦24試合に出場し7ゴールをマークした。
 
長年在籍した鹿島アントラーズでは不動の左サイドバックを務め、数多くのタイトル獲得に貢献。チームからの信頼も厚くゲームキャプテンとしても牽引した。
 
また左サイドバックだけでなくチーム事情によっては右サイドも高いレベルでプレー。新井場は超攻撃型の頼れるラテラルとして相手チームに脅威を与え続けた。

新井場徹のJリーグ入り前

新井場は1979年、大阪府枚方市に生まれた。
 
枚方市立船橋小学校へ入学、枚方サンクラブへ入団しサッカーを始める。
 
枚方市立招提北中学校へ進学後は交野FCでプレー。枚方高等学校へ進学、ガンバ大阪ユースへ入団。同期には稲本潤一、橋本英郎らがいる。
 
1995年にはU-17世界選手権日本代表に選出された。稲本潤一、小野伸二、高原直泰、小笠原満男、曽ケ端準らと共にエクアドル大会に出場するもグループリーグで敗退している。
 
1997年、高校3年時に2種登録され、7月5日1stステージ第13節浦和レッズ戦で森岡茂に代わって後半からJリーグ初出場を果たす。
 
第16節京都パープルサンガ戦でも途中出場し、この年はリーグ戦2試合に出場した。
 
新井場は高校卒業後、トップチームに昇格。ガンバ大阪に入団する。

新井場徹のJリーグ入り後


【フットボールオールスターズ】新井場徹 鹿島アントラーズ レギュラー 《FOOTBALL ALLSTAR’S vol.2》fo1102-030

プロ1年目のシーズンは開幕戦から出場。サイドバックとしてレギュラーに定着すると宮本恒靖、實好礼忠らと共にディフェンスラインを形成。新井場はリーグ戦30試合に出場。スピード感ある攻撃型サイドバックとしての地位を確立した。
 
翌年にはトルシエ監督によりU20日本代表に選出されるが怪我のために辞退。
 
2000年にはサイドバックでありながら24試合に出場し7得点を記録。サイドで受けて中に切り込んでのミドルシュートで観客を魅了した。
 
2001年9月には日本代表候補に選出され合宿に召集される。正式なメンバー選出には至らなかったがトルシエの指導後サイドを持ちあがりクロスを入れるプレーを多く見せるようになり、パスもシュートも出来る攻撃型サイドバックの形が出来上がった。
 
その後もガンバ大阪のアウトサイドとして攻撃を牽引するもガンバ大阪ではタイトルに恵まれなかった。
 
移籍問題に揺れるなか2003年12月20日の天皇杯セレッソ大阪戦でゴールを決める。これが新井場のガンバ大阪での最後のゴールとなった。
 
2004年、鹿島アントラーズに移籍。
 
開幕戦のガンバ大阪戦では終了間際に同点ゴールを決める活躍を見せる。
 
鹿島アントラーズでも不動の左サイドバックとして君臨。左の新井場、右の内田篤人というJリーグ屈指のサイドバックを抱えた鹿島はリーグ戦を2007年から3連覇するなど数多くのタイトルを獲得した。
 
2013年、9年間在籍した鹿島に別れを告げ、C大阪に完全移籍。2008年から単身赴任という形が続いていた為家族のための移籍でもあり久しぶりの家族水入らずとなった。
 
2014年シーズンはリーグ戦10試合に出場。シーズン終了後の12月末にセレッソから戦力外通告を受け退団。他クラブから正式オファーがなかった為2015年1月、引退を表明した。
 
キャリア通算では、J1で423試合出場22得点、ヤマザキナビスコカップ78試合出場3得点、天皇杯では39試合出場2得点、アジアチャンピオンズリーグでは26試合出場1得点を記録している。

新井場徹の引退後と現在

新井場は引退後、2016年から選手の代理人業務を開始。
 
フランスリーグに移籍した日本代表DF昌子源や元日本代表MF井手口陽介、二川孝広など古巣である鹿島アントラーズやガンバ大阪の選手をメインに仲介人として移籍交渉などにあたっている。
 
元選手から代理人となった選手では梶野智、西澤明訓、都築龍太、武井択也、鈴木規郎、中澤聡太など多くの人物がいる。
 
法律や語学、メディア対応等、サッカーの知識だけでなく様々な分野のスキルが必要となってくる代理人業務であるが、選手の移籍交渉や契約更改だけを行うのが仕事ではない。その選手がサッカーに集中出来るようにキャリアプランの全てをサポートするのも代理人の仕事だ。
 
元プロ選手という経歴は代理人をする上で大きなアドバンテージとなるであろうし、クラブや選手が増えれば増えるほど今後も引退したサッカー選手のセカンドキャリアとして代理人を選択するケースも増えていくだろう。
 
選手時代から明るい性格で知られ、チームからの信頼も厚かった新井場徹。代理人としても今後も多くの選手から信頼されていくのだろうと思う。